※筆者プロフィール:AGA治療1年目/地方の対面AGAクリニックに通院中の30代会社員です。医療従事者ではありません。ここに書くのは、続けるかどうかを考えたときに私が整理した内容です。効果や結果を約束するものではありません。治療の判断は必ず医師にご相談ください。
通い始めて何か月か経ったころ、頭をよぎった問いがあります。
これ、いつまで続けるんだろう
費用のことも、通う手間のことも、始める前にはあまり具体的に想像していませんでした。実際に続けてみて初めて、終わりが決まっていないという事実が重く感じられるようになります。
この記事では、やめたらどうなるのかという疑問に、私がどう向き合ったかを書きます。医学的な答えを出す記事ではありません。続けるかどうかを自分で決めるための、考え方の整理だと思って読んでください。
まず、この問いを医師に聞いていいのか
結論から言えば、聞いていいと思います。私は聞きました。
やめる相談をすると引き止められるのではないか。そう身構えていたのが正直なところです。実際には、そういう話ができる相手だからこそ通っているのだと気づきます。
費用の負担が重い、続ける自信がない。こうした事情は、隠していても何も解決しません。むしろ伝えたほうが、選択肢が出てくることがあります。
やめたあとのことは、記事ではなく医師に確かめる
ここははっきり書いておきます。中断したあとに何が起きるかは、個人差のある医療の話です。 私が自分の経験から一般化して語れる領域ではありません。
ネット上には断定的な書き方をしているものもありますが、それを自分に当てはめる根拠はどこにもないと考えています。私は、気になったことをメモして診察で聞くようにしました。
この記事で扱えるのは、そこから先です。つまり「続ける・やめる」を自分がどう決めるかという部分になります。
私が続けている理由を、言葉にしてみた
迷ったときにやったのが、これでした。なぜ続けているのかを、自分の言葉で書き出してみる。
見た目の変化だけが理由ではなかった
書き出してみて意外だったのは、鏡の中の変化そのものより、悩んでいる時間が減ったことのほうが大きかった点です。
始める前は、鏡の前で立ち止まる時間が毎晩ありました。それが減った。日常の悩みがひとつ片づいた感覚のほうが、私にとっては実感として強いものでした。
やめる理由も、同時に書き出す
公平に見るために、やめたい理由も並べました。費用が続くこと、通う時間、いつまでという区切りがないこと。
両方を紙の上に並べると、頭の中で回していたときより静かに眺められます。 経理の仕事で、迷ったら数字を表に落とすのと同じやり方です。
費用の重さをどう扱うか
やめたい理由の筆頭が費用だとしたら、そこは分けて考える価値があります。
やめるか続けるかの二択ではない場合がある
私が診察で相談して分かったのは、選択肢が二つとは限らないということでした。通う間隔や進め方について、相談できる余地がある場合があります。
費用が理由でやめる判断をする前に、一度その相談をしてみる価値はあると思っています。何ができて何ができないかは、医師にしか判断できません。
家計の中での位置づけを決めておく
経理の目線で言うと、毎月出ていく金額が決まっているものは、扱いやすい支出です。読めない支出のほうが家計には厄介です。
だから私は、この費用を家計の固定の枠に入れて、そこから動かさないことにしました。毎月そのつど「今月も払うのか」と考えないための工夫です。実際の金額感は毎月いくらかかるかにまとめました。
他の支出と比べてみる
もうひとつやったのが、同じくらいの金額を何に使っているかを並べることでした。
比べてみると、自分がその金額に見合う価値を感じているかどうかがはっきりします。感じていないなら見直せばいいし、感じているなら迷わなくて済みます。金額の絶対値ではなく、納得しているかどうかが判断の軸になりました。
「効果が分からない」が理由のとき
やめたくなる理由として、費用と並んで多いのがこれではないかと思います。私にも、変化が感じられない時期がありました。
自分の目は当てにならない
毎日見ている自分の頭は、比較の基準になりません。だから私は月に一度の写真を続けています。この記録の取り方はセルフケアの記事に書きました。
感覚ではなく記録で確かめる。 これをやっておくと、迷ったときに戻れる場所ができます。
時期についても、決めつけない
どのくらいで何が起きるかは人によって違うとされています。他人の経過を自分の目盛りにしないという話は、以前にも書きました。
私が2か月時点で感じたことは効果を感じた時期の記事にありますが、あれはあくまで私の記録です。同じ経過をたどると考えないでください。
判断を先延ばしにするのも、一つの手
迷っているとき、私は結論を急がないことにしました。
理由は単純で、迷っている最中の判断は、たいてい気分に引っ張られるからです。仕事が忙しい時期、出費が重なった月。そういうときほどやめたくなります。
だから「次の診察まで考える」と決めて、それまでは判断しません。期限を決めて先送りするのは、放置とは違います。 考える時間を確保する、という積極的な選択です。
やめると決めたときに、やっておきたいこと
もちろん、やめる判断も十分にあり得ます。その場合に私が考えているのは次の二つです。
黙ってやめない。 診察で伝えたうえで終える。次にまた始めたくなったとき、記録が残っているほうが話が早くなります。
記録は残しておく。 写真も、かかった費用も。やめたことを後悔しないためではなく、また考えたくなったときの材料として持っておく意味があります。
ひとりで決めなくていい
費用も時間も自分のことなので、自分で決めるものだと思い込んでいました。ただ、家計から出ている以上、家の中の話でもあります。
私は妻に相談しました。打ち明けたときの話は誰にどこまで話すかに書いていますが、続けるかどうかについても同じで、相談できる相手がいると判断が軽くなります。
意外だったのは、自分が思っているほど相手は費用を問題視していなかったことです。頭の中だけで抱えていると、金額の重みを実際より大きく見積もってしまうことがあるようです。
反対されたらどうするか
その場合も、まず理由を聞くところからだと考えています。金額なのか、続く期間なのか、それとも別の心配なのか。反対の中身が分かれば、話し合える形に変わります。
1年続けて、始める前の想像と違ったこと
最後に、正直な感想を三つ書きます。
思ったより日常だった
始める前は、治療というものをもっと特別な出来事として想像していました。実際には、決まった間隔で通って、決まった支払いをするだけです。数か月もすると、生活の一部として溶けます。
いちばんの負担は費用ではなかった
意外なことに、重かったのは金額そのものではありませんでした。「これでよかったのか」と定期的に考え直すことのほうが消耗します。
だから私は、考える時期を診察のタイミングに寄せました。それ以外の日は考えない。ルールを決めてしまうほうが、結果として楽でした。
やめる自由があると思えたほうが、続けやすい
これがいちばんの発見でした。やめられないと感じるほど、続けることが苦しくなります。
いつでもやめられる、ただし今日は続ける。この形にしてから、気持ちの負担がずいぶん減りました。選んでいる状態と、縛られている状態は違う。 やっていることは同じでも、受け取り方がまるで変わります。
まとめ
- 中断後に何が起きるかは個人差のある医療の話。記事ではなく診察で確かめる
- やめる相談をすること自体をためらわなくていい。事情を伝えると別の道が見えることがある
- 続ける理由とやめたい理由を、両方とも書き出して並べる
- 私の場合、鏡の変化より「悩む時間が減ったこと」のほうが大きかった
- 費用が理由なら、二択で決める前に進め方の相談ができる場合がある
- 毎月決まった額として家計の枠に入れると、そのつど悩まずに済む
- 変化が分からないときは、感覚ではなく月ごとの記録に戻る
- 誰かの体験談を、自分の進み具合をはかる物差しとして使わない
- 迷いは気分に左右される。期限を決めて先送りするのは放置ではない
- 終えるときも黙って消えない。記録は将来の自分のために残す
始めるときにいちばん怖かったのは費用でも通院でもなく、終わりが見えないことでした。1年たった今は、終わりを決めなくていい、と考えるようになっています。区切りは、そのとき必要になったら決めればいい。そう思えてから、ずいぶん気が楽になりました。
なお、この記事は個人の体験と考え方をまとめたものです。効果や安全性を保証するものではありません。治療を続けるかどうかの判断は、必ず医師にご相談ください。
※通院の時間が取りにくい方へ。オンラインで診療を受けられるクリニックもあります。選択肢のひとつとして、比べる材料にしてください。(PR)